2013年03月09日

マチオモイ・佐用帖

メビック扇町
「my home town わたしのマチオモイ帖」が、
ただ今、日本全国13カ所で開催中です。


CIMG2918.jpg

第3回目となった今回のマチオモイ帖に、
kon-garaメンバーのイラストレータ・中野氏のご実家である、
兵庫県佐用町を「マチオモイ」として出品しています。


中野氏のイラストをご存知の方には、今さらーですが、
彼のタッチはとってもリアルで繊細です。

たとえば、
一昨年に、Art & Soulに出品されたジャズ奏者の持つ楽器は、
サックス、トランペットなど、
どれも本物のブラス(真鍮)を使っています。
素材を含めて、ディテールにもとことんこだわってるんです。
エアブラシを使っての平面イラストも、超リアル。
精密な描写は驚くばかりで、思わず見入ってしまいます。
その平面イラストのモチーフは、
雄大な自然の中に息衝く、躍躍とした動植物たち。

こんな瑞々しい表情が描けるのは、
きっと、中野氏が幼い頃から育ってきた、
佐用町という環境にあるんでしょうね。

そんな佐用町にいつも興味を持ちながらの、
初の「マチオモイ帖」に参加する今回、
中野氏自慢のふるさとを取り上げたい、と
まずは、たっぷり取材に行くことに。


彼のお友達のひとり、佐用町役場にお勤めのFさんが、終日、
お車で町案内をしてくださって。 これは助かりました。
なんせ、佐用町は近年、
上月町・南光町・三日月町と合併し、総面積307ku。
ちなみに大阪市は223kuだから、
大阪市の1.4倍ほどの広さということになりますね・・・。

この広大な土地の佐用町は、
春夏秋冬、それぞれの表情がとても豊かです。
たとえば、
春には緑が眩しい大木谷の棚田。
夏は南光地域の広大なひまわり畑。
秋、佐用の大イチョウと、
晩秋から冬にかけての早朝に町中を覆う佐用の朝霧、
冬には氷結することもあるという、飛龍の滝。
季節をまたがり、この町を流れ続ける佐用川には、
オオサンショウウオやゲンジボタルが
今でも生息しているのだとか。

なにより、
佐用町は「星降る町」としても有名で、
日が落ちて辺りが静まりかえるころ、
こぼれ落ちんばかりの星たちが天空にびっしりと瞬くのです。

古から、日本のどこにでもあったであろうふるさとが、
今でも佐用町のそこここに、あたり前のようにあるんですね。
なんだか、中野氏のほんわか・あたたかいお人柄は、
この雄大な環境で育まれてきた、ということを、
あらためて実感。

次回、
佐用町を訪れる時は、
この町が世界に誇る兵庫県立西はりま天文台で、
世界最大級の望遠鏡「なゆた」から臨める
約4億光年先の星々の話を、今回お世話になった鳴沢先生に
たっぷりと(嬉々)ご教授いただきたいと思います。


佐用帖をふくめた、
兵庫県内の町を取り上げたマチオモイ帖は、
こちらの方に展示しています。

KIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)
神戸市中央区小野浜町1-4
3/1(金)〜3/24(日) 11:00〜19:00(月休)

お近くにお越しの際は、ぜひ。

posted by visual-mare at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | staff 日記 makino

2013年03月02日

風格 龍

福井県、越前打刃物メーカー「龍泉刃物」の、
ステーキナイフ用ロゴ。

hukaku-ryu.jpg
軽井沢にあるホテルの料理長が日本代表として、
今年1月、フランスで開催された国際料理コンクール、
「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」に。

出場の際、食器や刃物も日本製にこだわりたい、と、
同メーカーに依頼し、
このステーキナイフができ上がったんだそうです。

結果、日本人として史上初の三位入賞。
当初は肉料理用として出品したものの、
「複雑な形状でも対応できる切れ味」と魚料理にも使用し、
魚料理部門で最高得点という快挙に。


このナイフを商品化するため、
ロゴ・パッケージの制作を、というご依頼をいただくことに。
ロゴ制作にあたり、
今後、欧州にどんどん進出していくであろうこの商品名を、
ナイフ同様切れ味のいいタイプフェイスにしたかったのと、
これを納めるパッケージは、
やはり伝説(!)の貼箱士にお願いしなくちゃ、と。
(近々、その貼箱画像もUPします)

ようやく箱も完成し、まずはフランスの一流レストランに。
今後は欧州でも大活躍していくことでしょう。
だって、このナイフの切れ味に驚いたコンテストの約半数の審査員が、
そのまま持ち帰った、というほどの逸品なんですから。
そして、
すでに欧州以外でも、たくさんのひき合いが来ているそうです。

「いいものは売れる」
長く続く不景気に、この言葉はもう死語なのかも?
と嘆くことなかれ。
やっぱりいいものは売れるんだ、と、
久々に実感したお仕事でした。

posted by visual-mare at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | logo & mark